2016年1月18日月曜日

逆境に効くウィンストン・チャーチルの名言で英語を学ぼう。

こんにちはー、トレーナーどばしです。


今回は第二次世界大戦前後のイギリスを担った政治家ウィンストン・チャーチルの名言を紹介します。





ウィンストン・チャーチル(1874年~1965年)
1900年に保守党に入党。一度、自由党に転じるが再び保守党に。
第二次世界大戦中の首相を務め、
強力な指導力で連合国側の勝利に大きく貢献した。


発音などをまとめて表記したものは当ブログオリジナルの「シラブル発音文」です。音読などのときの参考にどうぞ。






Solitary trees, if they grow at all, grow strong.




シラブルと発音とアクセント

[SAAl-ə-TE-ri-tRIII, If-THZEi-gROu-ət-OOOl, gROu-stROOOng.]




日本語訳

「孤独な木は、枯れぬ限りは、強靭に育つ」



チャンク



  • solitary trees  孤独な木(ぽつんと立っている木ですね)
  • if they grow at all  育つ限りは("if ~ at all"はその条件である限りはという限定をします)
  • grow strong  強く育つ












It is always wise to look ahead, but difficult to look further than you can see.




シラブルと発音とアクセント

[It-iz-OOOl-wiz-WAAiz-tu-LUk-ə-HEd, BAt-DIf-fi-kalt-tu-LUk-Fəəəər-thzər-thzən-YUUU-KEAn-SIII.]



日本語訳

「前を見ているのはいつだって賢明なことだ。しかし、視界のさらに向こうを見るのは困難なことだ」



チャンク



  • it is always wise  いつだって賢明なことだ(いついかなるときでも、ということです)
  • wise to look ahead  前を見ているのは賢明だ("ahead"は方向だけでなく、「前途」の意味でも使えます)⇒「見る」にあたる3つの英語の違いについて
  • difficult to look  見ることは難しい
  • look further  もっと遠くを見る
  • further than you can see  君が見えるところよりも遠く(つまり視界の外側です)






チャンクとは⇒「英語学習するならチャンクを意識しよう!独学ならなおさらチャンクは欠かせない。





We shape our buildings; thereafter they shape us.




シラブルと発音とアクセント

[WIII-SHEip-AAuər-BIld-ings: THZEEər-EAf-tər-THZEi-SHEip-As.]



日本語訳

「私たちが建物の形を決める。だがしかる後は建物が私たちを形作る」



チャンク



  • we shape our buildings  私たちが建物の形を決める("shape"の動詞としての使い方です)⇒"construct"と"build"の違いについて
  • thereafter they shape us  その後は建物が私たちを形作る(建物に合った人間になるということですね)










I may be drunk, Miss, but in the morning I will be sober and you will still be ugly.




シラブルと発音とアクセント

[Ai-MEi-bi-dRAnk, MIs, BAt--in-thzə-MOOOrn-ing-Ai-WIl-bi-SOu-bər-ənd-YUUU-WIl-sTIl-bi-Ag-li.]




日本語訳

「確かに私は酔っているかもしれないですね、お嬢さん。しかし朝になればもう素面になってますよ。あなたは見るに堪えないままでしょうが」



チャンク



  • I may be drunk  私は酔っているかもしれない("drunk"は形容詞としても名詞「酔っ払い」でも使えます)
  • I will be sober  私は素面になっているだろう("drunk"の反対が"sober")
  • you will still be ugly  あなたは見苦しいままだろう("ugly"は容姿の良し悪しだけでなく、嫌悪感を抱かせる様子です)










Attitude is a little thing that makes a big difference.




シラブルと発音とアクセント

[EAt-ti-TYUUUd-iz-ə-LIt-tl-THIng-thzət-MEiks-ə-BIg-DIf-fə-rəns.]




日本語訳

「態度というのは小さなことだが、それが大きな差を生み出す」




チャンク



  • attitude is a little thing  態度は小さなもの("little"は「些細な」という意味になっています)
  • makes a big diiference  大きな差を生み出す("difference"は大きな変化、影響の結果というニュアンスもあります)










Success is not final, failure is not fatal: it is the courage to continue that counts.




シラブルと発音とアクセント

[sək-SEs-iz-NAAt-FAAi-nl, FEil-yuər-iz-NAAt-FEi-t: It-iz-thzə-Kəəər-ij-tu-kən-TIn-yuuu.]



日本語訳

「うまくいって終わりでもなければ、だめだったからといって取り返しがつかないわけでもない。大事なのは続ける勇気を持つことだ」


チャンク



  • success is not final  うまくいっても終わりじゃない(直訳すると「成功が終結ではない」です)⇒"success"の使い方とコロケーション
  • failure is not fatal  失敗したからといって致命的なわけじゃない("fatal"は死を意味するような意味ですが、さらに致命的、取り返しがつかないといった意味もあります)


政治学や政策学を英語にすると?






To improve is to change; to be perfect is to change often.




シラブルと発音とアクセント

[tu-im-pRUUUv-iz-tu-CHEinj; tu-bi-Pəəər-fikt-iz-tu-CHEinj-OOOf-ən.]



日本語訳

「向上することとは変わること。また、完璧であることとはよく変化すること」



チャンク


  • to improve is to change  向上することとは変わること(立ち止まっていては成長はないということですね)
  • to be perfect is to change often  完璧であることとはよく変化すること(完璧でい続けるには変化をさらにしなければいけないということです)








You have enemies? Good. That means you've stood up for something, sometime in your life.




シラブルと発音とアクセント

[YUUU-HEAv-En-ə-miz? GUd. thzet-MIIInz-YUUUv-sTUd-Ap-fər-SAm-THIng, SAm-TAAim-in-YUər-LAAif.]



日本語訳

「敵がいる?いいことじゃないか。それは君がこれまでの人生の中で、何かに立ち向かったという証しなのだから」



チャンク



  • you have enemies?  敵がいるだって?
  • Good,  いいじゃないか(肯定的な意見であること思うことを伝えます)
  • that means ~  それは~ということだ(直訳すると、「そう意味する」です)"mean"の使い方をコロケーションで知ろう
  • you've stood up for something  何かに立ち向かったことがある(起立の"stand up"ですが、負けずに対抗するという意味にもなります)
  • sometime in your life  君の人生のどこかで










Criticism may not be agreeable, but it is necessary. It fulfils the same function as pain in the human body. It calls attention to an unhealthy state of things.




シラブルと発音とアクセント

[kRIt-e-sizm-MEi-NAAt-bi-e-gRIII-e-bl, BAt-It-iz-NEs-seS-SE-ri. It-FUl-filz-thze-SEim-FAnk-shen-ez-PEin-in-thze-hYUUU-men-BAAdi. It-KOOOlz-e-TEn-shen-tu-en-en-HElth-i-sTEit-ev-THIngs.]



日本語訳

「批判というのはいい気分がするものじゃないだろう。でも必要だ。人の身体における痛みと同じ役目を余すところなく果たしている。不健康な状態へ注意を促してくれるものだ」



チャンク



  • criticism may not be agreeable  批判は好ましいものではないかもしれない(一般論で話しています)
  • it is necessary  必要なこと
  • fulfils the same function  同じ役割をちゃんと果たす(日本語と同じコロケーションですね)
  • function as pain  痛みのような役割
  • calls attention to ~  ~に注意を促す
  • an unhealthy state  不健康な状態













Kites rise highest against the wind - not with it.




シラブルと発音とアクセント

[KAAit-RAAiz-HAAi-est-e-GEnst-thze-WInd--NAAt-wethz-it.]




日本語訳

「凧が一番高く上がるのは、風に向かっているときだ―乗っているときではない」



チャンク



  • kites rise highest  凧はもっとも高く上がる
  • against the wind  風に向かって
  • not with it  乗っている("it"は"wind"ですね。"with"は道具として使っているイメージです)












This is no time for ease and comfort. It is time to dare and endure.




シラブルと発音とアクセント

[THZIs-iz-NOu-TAAim-fer-IIIz-end-KAm-fert, It-iz-TAAim-tu-DEEr-end-in-DYUer.]




日本語訳

「ほっとして息をついているときじゃない。ぐっと耐えるときだ」



チャンク



  • this is no time for ~  ~の時間じゃない(そういうことをしている場合じゃないと伝えます)
  • for ease and comfort  ほっと息をつく(どちらにも「安心」といったニュアンスがあります)
  • dare and endure  ぐっと耐える(前の"ease and comfort"と対になってます。"dare"は力を入れているイメージです)⇒"endure"の使い方をコロケーションで知ろう







I never worry about action, but only inaction.





シラブルと発音とアクセント

[Ai-NEv-er-Weeer-ri-e-BAAut-EAk-shen, BAt-Oun-li-in-EAk-shen.]




日本語訳

「行動することに少しの恐れもない。恐れるとしたら無為に過ごすことの方だ」



チャンク



  • I never worry about action  行動についてはまったく恐れない(心配したりしないんですね)"never"の使い方をコロケーションで知ろう
  • but only inaction  行動しないことだけだ(前の文の"never"に含まれる"not"と"but"が呼応してます






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